[12日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6761.07(+39.56) 前営業日終値 6721.51(+18.67)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11799.39(‐ 6.60) 前営業日終値 11805.99(+305.61)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4987.33(‐ 10.42) 前営業日終値 4997.75(+115.80)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が続伸し、39.56ポ イント(0.59%)高の6761.07で取引を終えた。買収提案を受けた金融のTS B TSB.L や新薬の臨床試験結果に期待が高まる製薬大手アストラゼネカ AZN.L が買われ 、全体水準を押し上げた。 TSBは23.5%上昇した。スペインの銀行大手サバデル SABE.MC が、1株当た り340ペンスで買収を提案した。 アストラゼネカは4.1%上昇した。心臓病に効果があるとされる抗血栓薬「ブリリ ンタ」の臨床試験結果の発表を週末に控え、期待が高まっている。 中型株では石油生産のソコ・インターナショナル SIA.L が34.5%下落した。原 油安が打撃となり、昨年の通期利益が54%減ったとの発表が嫌気された。 同じく中型株でアウトソーシングのセルコ SRP.L は11.0%下落した。5億55 00万ポンド(8億3100万ドル)の株主割当増資(ライツイシュー)を開始したほか 、今後3年間、増収は見込めないとしたことが売り材料となった。
<欧州株式市場> ユーロファーストがほぼ横ばいで取引を終えた。 金融の英TS B TSB.L に買収提案を持ちかけたスペイン銀行大手のサバデル SABE.MC が重しとなった が、企業の好調な決算発表が相場を下支えした。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は0.27ポイント(0.02%)高 の1574.72で取引を終えた。一時は1581.42まで上昇し、取引時間中として 約7年ぶりの高値となった。 一方、DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は8.22(0.23%)安の 3641.32だった。 サバデルはTSBに約26億ドルの買収提案をかけたことが嫌気され、株価が6.6 %下落した。 一方、ドイツの化学メーカーK+Sは SDFGn.DE は7.5%、オランダの海洋サービ ス、ボスカリス BOSN.AS は5.0%上昇。市場予想を上回る業績が好感された。 ユーロはここ1年で約25%下落しており、輸出が約半分の利益を占める欧州企業の 追い風となっている。アナリストは、ユーロが10%下落するごとに企業利益が6─8% 増加すると試算する。