[4日 ロイター] - 原油先物価格は4日のアジア市場序盤の取引で上昇している。前日は米国の軟調な燃料需要を示すデータを受けて数カ月ぶり安値を付けた。
北海ブレント先物は0020GMT(日本時間午前9時20分)時点で0.53ドル(0.6%)高の1バレル=97.31ドル。米WTI先物先物は0.55ドル(0.6%)高の91.21ドル。前日は両先物ともに2月以来の安値を付けた。
米エネルギー情報局(EIA)によると、輸出の減少と稼働率低下を背景に、米原油在庫は先週予想外に増加した。ガソリン在庫も増加した。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は9月に日量10万バレルの追加増産を行うことで合意した。
これに先立ちOPECプラスは、今年の石油市場の余剰を日量20万バレル引き下げ同80万バレルとした。