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米ボーイング、787納入再開へ 当局が承認=関係筋

発行済 2022-08-09 07:42
更新済 2022-08-09 10:54
© Reuters.  8月8日、米連邦航空局(FAA)は、米ボーイングの中型機「787ドリームライナー」の納入が数日以内に再開されるとの見通しを明らかにした。写真はボーイングのロゴ。ニューヨ

[ワシントン 8日 ロイター] - 関係筋によると、米政府は8日、航空機大手ボーイングの中型機「787ドリームライナー」の納入を承認した。同機が納入されるのは2021年以来。

最初の納入先はアメリカン航空で、同社によると早ければ10日にも引き渡しが行われる見通し。今後数週間で商業運航を開始するという。

米連邦航空局(FAA)はこの日、必要な検査・修正が行われ安全性認証基準が満たされたため、787の納入が数日以内に再開されるとの見通しを明らかにしていた。

FAAは20年9月、787の一部機体で製造上の欠陥を調査していると発表。またFAAが検査方法に懸念を示したため、ボーイングは21年5月に787の納入を停止した。

© Reuters.  8月8日、米連邦航空局(FAA)は、米ボーイングの中型機「787ドリームライナー」の納入が数日以内に再開されるとの見通しを明らかにした。写真はボーイングのロゴ。ニューヨーク証券取引所で2019年8月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

アメリカン航空は7月の決算会見で、今年の787の納入見通しについて8月上旬の2機を含めて9機になるとしていた。今週予定される納入分を除いて42機を発注している。

ボーイングは「787の納入再開に向けて、FAAおよび顧客と透明性のある作業」を続けているとした。

同社は約120機の納入を控えている。FAAは各機体を検査した上で、耐空証明書を発行して引き渡しを許可する方針を示した。

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