[エルサレム/アンカラ 17日 ロイター] - トルコとイスラエルは17日、両国が外交関係を正常化し、約4年ぶりに互いに大使を復帰させると発表した。パレスチナ問題を巡り悪化していた両国関係はこの数カ月で改善していた。
エルサレムの米大使館開設に反対する抗議デモでパレスチナ人60人がイスラエル軍に殺害されたことを受け、両国は2018年に大使を呼び戻していた。
ただ、エネルギー分野における協力の重要性が高まってきたことから、このところ関係修復に取り組んできた。
イスラエルのラピド首相は、トルコのエルドアン大統領との会談後に声明を発表し、「関係改善は両国民の絆の深化、経済・貿易・文化の関係拡大、地域の安定強化に寄与する」と述べた。
トルコのチャブシオール外相もアンカラで、大使復帰は関係正常化のステップの一つだと述べた。