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米国株見通し:下げ渋りか、雇用情勢消化で引き締めに警戒

発行済 2022-09-06 14:15
更新済 2022-09-06 14:30
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      3,936.40(+0.1)
ナスダック100先物  12,148.80(+15.9)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル安。
長期金利は底堅く、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。



1日の主要3指数は下落。
序盤の堅調地合いを維持できず、ナスダックは6日続落となり、ダウは337ドル安の31318ドルと下げに転じた。
注目の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想ほど減少しなかったが、失業率は悪化。
一方、平均時給は予想を下回ったものの、高水準を維持し、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化への思惑で売り優勢に。
また、欧州のエネルギー供給不安で、3連休に向け手仕舞う動きが加速した。



本日は下げ渋りか。
雇用統計を消化する展開となり、賃金の高止まりを受け今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げが意識されそうだ。
長期金利の上昇が抑制できなければ、引き続きハイテクを中心とした売りが指数を押し下げる見通し。
また、今晩発表のISM非製造業景況指数は前回から伸びが鈍化すると予想され、景気減速を警戒した売りも見込まれる。
ただ、前週は売りに押されており、本日は買戻しが見込まれる。



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