[国連本部 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相らは21日、ロシアに対する新たな制裁の準備とウクライナへの武器供与拡大で合意した。ロシアのプーチン大統領が第二次大戦後初の動員令を出したことを受けた措置。
EU27カ国の外相は国連総会出席のためニューヨークを訪れている。
ボレル外交安全保障上級代表は記者団に「プーチンがウクライナを破壊しようとしていることは明らかだ」と述べた。
EU各国の外相はウクライナのクレバ外相から説明を受けた後、ロシアに対する第8次制裁を準備することで合意。ボレル氏は「ロシア経済のより重要な部門とウクライナ侵略戦争に責任のある人物」をターゲットにする方針を示した。
10月中旬に開催する正式なEU外相会合で制裁を最終決定する可能性がある。
外相らはウクライナへの武器供与を拡大することでも合意。ボレル氏は制裁や軍事支援の詳細は明らかにしなかったが、新たな措置には「全会一致」の支持があるだろうと述べた。