[28日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 7030.53(‐73.45) 前営業日終値 7103.98(+33.28)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11811.66(‐227.50) 前営業日終値 12039.16(+228.31)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5173.38(‐95.53) 前営業日終値 5268.91(+67.46)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が反落し、73.45ポ イント(1.03%)安の7030.53で取引を終えた。1日の下落幅として約1カ月 ぶりの大きさとなった。軟調な企業決算が嫌気された。朝方発表の米消費者信頼感指数が 市場予想に反して低下したことも投資家心理を悪化させた。 金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート) STAN.L は第1・四半期の 利益が前年同期比で22%減少したことが嫌気され、株価が3.2%下落した。 資産運用のセント・ジェームズ・プレイス SJP.L は資金受け入れ額が市場予想を下回り 、株価が3.4%下落した。 ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッド WTB.L は2.6%安。最高経 営責任者(CEO)が来年2月までに退任するとの発表が嫌気された。 製薬大手アストラゼネカ AZN.L は、米国のライバルであるメルク MRK.N の2型糖尿 病治療薬が心臓への安全性証明テストをクリアし、競争で劣勢になるとの懸念からから売 りが集中した。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。新株発行を実施したドイツのコメルツ銀 行 CBKG.DE や、受注高が市場予想を下回ったスウェーデンの鉱業機械メーカー、アトラ スコプコ ATCOa.ST が売られ、全体水準を押し下げた。 朝方発表された4月の米消費者信頼感指数が軟調だったことや、イラン軍がマーシャ ル諸島船籍の貨物船に発砲・拿捕したことも市場心理を悪化させた。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は24.43ポイント(1.49%) 安の1618.26。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は56.03ポイント(1.49%) 安の3715.42だった。 コメルツ銀行は5.7%安。新株発行で14億ユーロ(15億ドル)の資本を調達す るとの発表が嫌気された。 アトラスコプコは8.8%値を下げた。第1・四半期の鉱業機器や大型圧縮機の需要 がそれまでよりもさらに減ったと発表したことで売られた。 フィンランド林業グループUPMキュンメネ UPM1V.HE は、第1・四半期のコア利益 が市場予想を下回り、株価が10.0%下落した。 前日にギリシャ政府が債務問題の交渉チームを再編したことが引き続き材料視され、 同国の主要株価指数 .ATG は1.41%上昇した。