[ロンドン 17日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックは、低炭素経済へのグローバルな移行に伴う商機に投資する「トランシジョン・キャピタル」部門を設立した。ロイターが入手した社内文書で明らかになった。
ポートフォリオマネジャーや社内の資本市場チームと連携して、低炭素経済への移行に伴う独自の商機を模索し、さまざまな資産クラス、地域に投資する。新たな投資戦略やファンドの開発、リサーチの強化にも関与する。
新部門は「ブラックロック・オルタナティブ」の一部となる。大手コンサルティング会社マッキンゼーでサステナビリティー担当トップを務めたディクソン・ピナー氏が運営する。
ピナー氏はマッキンゼーで移行に関する助言業務やクリーン技術に関する業務に携わっていたほか、油層エンジニアとして石油・ガス業界で働いた経験があるという。