[10日 ロイター] - 自動車レースF1で今季すでに2年連続の個人総合優勝を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が、昨季から新導入されたスプリントについて「あまり好きではない」と語った。
スプリントは、金曜の予選でスターティンググリッドが決まり、土曜のスプリントの結果で日曜の決勝のスタート順が決まる。スプリントでトップとなったドライバーには8ポイントが付与され、今季はこれまでに2大会でスプリントが行われたが、フェルスタッペンはその両方でトップだった。
今週末のブラジル・グランプリ(GP)でもスプリントが実施されるが、フェルスタッペンは「正直、あまり好きではない。(土曜は)あまりレースをしている感じがない。確かに数ポイントは得られるが、翌日にメインレースが控えているのであまりリスクを犯すことはできない」と記者団にコメント。
「ピットストップもないから、単に距離を走れるタイヤをつけるだけ。あまりオーバーテイクもないし、私にとってはあまり面白くない」とも話した。
24レースが行われる来シーズンは、6大会でスプリントが実施される予定だが、どのGPかは決まっていない。なお、F1は将来的に、ファンを盛り上げるため、スプリントを決勝のスターティンググリッドには関係しない単体のイベントとして実施することも検討している。