[18日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6968.87(+8.38) 前営業日終値 6960.49(‐12.55)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11594.28(+147.25) 前営業日終値 11447.03(‐112.79)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5012.31(+18.49) 前営業日終値 4993.82(‐35.49)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が反発し、8.38ポイ ント(0.12%)高の6968.87で取引を終えた。主要な鉱業株が値上がりし全体 を押し上げた。ただ、銀行大手ロイズ・バンキング・グループ LLOY.L やヨルダンの製薬 会社ヒクマ・ファーマシューティカルズ HIK.L が売られ、相場の上昇幅は限定的だった 。 英豪系資源大手BHPビリトン BLT.L は2.4%高。同社から分離し、この日オー ストラリア市場に新規上場したサウス32 S32.AX がFTSE指数に含まれないとの報道 でサウス32株が売られ、BHPビリトン株が買われた。 金・銀生産のフレスニロ FRES.L は5.4%上昇した。株主総会で2018年の銀生 産の目標を維持するとしたことが好感された。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は0.77%上昇した。 エンジニアリング大手ウィアー・グループ WEIR.L は2.0%高。シティ・グループ が投資判断を「ニュートラル」から「買い」に引き上げたことが買い材料となった。 一方、ヒクマ・ファーマシューティカルズは1.4%下落した。大株主でもある創業 者が15日に死去したことが売り材料となった。 ロイズ・バンキング・グループは1.0%下落した。インベステックが投資判断を「 ホールド」から「売り」に引き下げたことが嫌気された。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。ギリシャ金融支援交渉の先行きに楽観的 な見方が広がり市場心理が好転した。ただ、エネルギーや銀行株が振るわず、相場の上昇 幅は限定的だった。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は6.83ポイント(0.43%)高 の1579.92。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は16.15ポイント (0.45%)高の3589.22だった。 ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は1.29%上昇した。ドイツの自動車大手フ ォルクスワーゲン(VW) VOWG_p.DE が3.1%値上がりし、全体水準を押し上げた。 ドイツ銀行のアナリストが目標株価を引き上げたことが好感された。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は1.62%上昇した。欧州連合(EU)が金融支援 好調に臨むギリシャの姿勢を「より建設的」になったと評価し、買い安心感が広がった。 ただ、EUの欧州委員会は妥協案を用意しているとの報道は否定している。 オーストリアの石油・ガス企業OMV OMVV.VI は8.3%安。原油安の影響で探査 事業が振るわず、特殊要因を除いた大枠利益が半減したとの発表が嫌気された。冬までに リビアやイエメンで生産を再開する見込みは少ないとの見通しも重しとなった。 翌週から株主割当増資を始めるイタリアの大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シ エナ(モンテ・パスキ) BMPS.MI は3.9%安。フランス金融大手ソシエテ・ジェネラ ル(ソジェン) SOGN.PA とクレディ・アグリコル CAGR.PA はそれぞれ1.4%と3.1 %の下落となった。