■12月の売上速報、宝飾品62%増、ラグジュアリーブランド60%増
松屋<8237>(東証プライム)は1月5日、8%高に迫る1073円(75円高)で始まり、反発相場となって再び出直りを強めている。4日の取引終了後に12月の売上速報を発表し、銀座店(東京都中央区)の前年同月比は31.9%増加、浅草店(東京都台東区)は同7.8%増となり、百貨店株が総じて軟調な中で独歩高となっている。4日には、初売りを行った2日の銀座店の売り上げ高が昨年比50%増と伝えられていた。
発表によると、12月の動向は、銀座店で化粧品が前年比約42%増、ラグジュアリーブランドは同約60%増(コロナ前となる2019年同月比約40%増)、宝飾は前年に対して同約62%増(2019年同月比101%増)になるなど、富裕層を中心とした国内のお客様を軸に、銀座店の強みとなるカテゴリーが館全体を牽引した。また、免税売り上げは、円安を背景にコロナ前となる2019年同月の売上高を上回る伸びを示すなど、急速に回復している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)