[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルが3日発表したインドの2月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は59.4と、前月の57.2から上昇し、12年ぶり高水準となった。物価上昇圧力が和らぐ中、需要が堅調となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想の56.2を上回り、業況の改善と悪化の分かれ目となる50も19カ月連続で上回った。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「サービス部門は1月に失われた成長の勢いを取り戻した」と指摘。需要回復と価格競争力が企業の売上高を支えたと説明した。
新規事業は過去8カ月で最も速いペースで拡大したが、雇用の増加は低水準にとどまり、景況感は過去7カ月で最も低い水準となった。
デリマ氏は、新規雇用はビジネス環境を巡る信頼感の低下に影響を受けたようだと指摘。需要が底堅さを維持することに懐疑的な企業もあると説明した。