[東京 24日 ロイター] - 松野博一官房長官は24日の閣議後会見で、韓国の産業通商資源省が輸出手続きを簡素化できる「ホワイトリスト(輸出審査優遇国)」への日本の復帰に関するパブリックコメント(意見募集)を実施したことについて、歓迎すると述べた。日本は国際的な枠組みに基づいた輸出管理を適切に実施していくと改めて述べた。
韓国と日本は、元徴用工賠償問題を巡る対立から、2019年に互いをホワイトリストから排除している。経産省は23日、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の半導体関連素材3品目の輸出管理を見直し、関連規制を改正した。日本側のホワイト国対象の取り扱いについては、今後も対話を継続するとしている。
松野官房長官は3品目以外の幅広い分野における韓国側の輸出管理制度運用状況について「引き続き政策対話を通じて、実効性を確認していく」と述べた。
(佐古田麻優)