(香港市場のリポートを追加しました。) [香港 31日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3663.7256 42.0400安 4598.1億元(上海A株) 高値 3729.5123 安値 3620.1653 前場終値 3669.4465 36.3191安 2366.1億元(上海A株) 寄り付き 3655.6668 50.0988安 前営業日終値 3705.7656 83.4024安 6150.3億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 24636.28 138.30高 777.3億香港ドル 高値 24661.19 安値 24467.83 前場終値 24595.51 97.53高 374.1億香港ドル 寄り付き 24650.93 152.95高 前営業日終値 24497.98 121.47安 801.7億香港ドル
31日の中国株式市場は続落して取引を終了した。政府が株価支援策を相次ぎ打ち出 し、減速する経済の下支えに尽力すると表明したにもかかわらず、7月の月間下落率は約 6年ぶりの大きさとなった。 上海総合指数 .SSEC の終値は42.0400ポイント(1.13%)安の3663 .7256。週間では10%安、月間では14.3%安だった。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は、1.288ポイント(0.03%)高の3816.699とほぼ横ばいで 引けた。 中国株は1年間で2倍超に上昇した後、6月中旬の急落局面で約30%下落したが、 年初来ではまだ約13%高の水準にある。
大通証券のアナリスト、Li Zheming氏は「市場はまだデレバレッジの途上にあり、資 金流出は続いている」と指摘したうえで、「政府から新たに発表があるときは大抵週末が 多く、投資家は特に週末にかけて神経質になるため、金曜日にはポジション整理に動く傾 向がある」と説明した。 中国証券監督管理委員会(CSRC)は31日、投機的な大量の売りとみられる株式 取引について取り調べを強化しており、自動取引の影響を調査していることを明らかにし た。
上海市場で上昇率が大きかった銘柄は、物流の中鉄鉄龍集装箱物流 600125.SS で1 0%高。最も下落した銘柄はエネルギーの国投新集能源 601918.SS で10%安。 上海市場で最も取引が活発だったのは、中国農業銀行 601288.SS (0.88%安) や中国銀行 601988.SS (1.55%安)などだった。 深セン市場では、蘇寧雲商 002024.SZ (1.3%高)や美好置業集団 000667.SZ ( 4.5%安)が大商いだった。
香港株式市場は反発して取引を終えた。ハンセン指数は上昇したが、香港上場の中国 本土企業で構成されるH株指数は、中国市場の軟化を受けて下落して引けた。 ハンセン指数 .HSI の終値は138.30ポイント(0.56%)高の2万4636 .28。月間では6.1%安と、2014年9月以来の大幅下落となった。週間では約2 %安。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は5.65ポイント(0.05%)安 の1万1131.68。週間では4.7%安。月間では14.3%安と、2011年9月 以来の大幅下落。 香港株式市場の出来高は14億株だった。