[ロンドン 25日 ロイター] - 英ガス電力市場監督局(Ofgem)は25日、電力とガスの卸売価格の下落を受けて、10月1日から家庭向けエネルギー価格の上限を引き下げると発表した。
新たな上限は電気とガスを併用する一般家庭で年間1923ポンド(2418.56ドル)と約7%低下する。前四半期と比較して平均151ポンドの節約になるという。
また2021年10月以来の低水準になると指摘した。市場が安定しサプライヤーの財務状態がより健全になっており、卸売価格のさらなる下落を反映したと説明した。
KPMGの副会長でエネルギー・天然資源部門の責任者サイモン・バーリー氏は「冬に向けて先行き不透明感は残っている。現在の予測では1月に再び価格が上昇する可能性があり、当面は高水準が続くだろう」と述べた。