[ツーク(スイス) 5日 ロイター] - スイス金融大手UBSグループのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は5日、クレディ・スイス買収後に拡大した同行の業容はスイスにとって大きすぎるものではないとの認識を示した。
同地で開催されたイベントで述べた。
エルモッティ氏は「UBSは大きすぎない。規模とは、一国の国内総生産(GDP)とバランスシートとの関係だけではない」と述べた。
UBSは6月にクレディ・スイスの救済買収を完了し、1兆6000億ドルのバランスシートを持つ巨大銀行が誕生した。この数字は、スイス全体の2022年GDPの8780億ドルをはるかに上回る。
エルモッティ氏によると、統合後のバランスシートの20%は比較的安定しており、スイスの不動産市場に投資されている。