[15日 ロイター] - 米国株式市場は大幅反落して取引を終えた。消費者需要の低迷を懸念して半導体株が下落したほか、国債利回りの上昇がアマゾン・ドット・コムなどを圧迫した。
半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズ、ラムリサーチ、KLAがいずれも4%超下落。半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が主要取引先に納入延期を要請したとのロイター報道を受けた。
エヌビディアが3.7%安、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4.8%安となったほか、ブロードコム、マイクロン・テクノロジーも2%超下落し、フィラデルフィア半導体指数を押し下げた。
CMEのフェドウオッチによると、市場は9月20日まで開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が金利を据え置く可能性を依然97%とみている。11月に金利を据え置く可能性は67%だった。
金利上昇に敏感なグロース株では、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが2%超安、メタ・プラットフォームズが3.7%安となった。
米デザインソフト大手アドビは4.2%下落し約2週間ぶり安値を付けた。
S&P総合500種の主要11セクターは全て下落した。
週間では、S&P総合500種は0.16%下落、ナスダック総合は0.39%下落。ダウ工業株30種は0.12%上昇した。
14日に新規上場したソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームは4.5%下落した。
ソフトバンクグループと米バイオ医薬品会社アムジェンが支援するバイオ医薬品会社ニューモラ・セラピューティクスが15日、ナスダック市場に新規上場した。初値は16.50ドルと新規株式公開(IPO)価格の17ドルを下回り、公募割れとなった。終値は16.25ドルだった。
米取引所の合算出来高は169億株。先物・オプションの取引期限が集中したため、直近20営業日の平均98億株を大きく上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34618.24 -288.87 -0.83 34902.0 34902.0 34572.
4 4 27
前営業日終値 34907.11
ナスダック総合 13708.34 -217.72 -1.56 13889.2 13895.7 13684.
0 5 24
前営業日終値 13926.05
S&P総合500種 4450.32 -54.78 -1.22 4497.98 4497.98 4447.2
1
前営業日終値 4505.10
ダウ輸送株20種 15339.43 -29.86 -0.19
ダウ公共株15種 892.13 -5.93 -0.66
フィラデルフィア半導体 3476.39 -107.84 -3.01
VIX指数 13.79 +0.97 +7.57
S&P一般消費財 1353.31 -25.90 -1.88
S&P素材 512.61 -5.64 -1.09
S&P工業 885.46 -4.75 -0.53
S&P主要消費財 756.39 -6.22 -0.82
S&P金融 577.18 -3.19 -0.55
S&P不動産 229.57 -1.17 -0.51
S&Pエネルギー 701.84 -9.35 -1.32
S&Pヘルスケア 1536.19 -11.43 -0.74
S&P通信サービス 229.65 -2.58 -1.11
S&P情報技術 2986.56 -59.26 -1.95
S&P公益事業 327.33 -1.62 -0.49
NYSE出来高 34.84億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 33100 - 180 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 33055 - 225 大阪比