[ラゴス 23日 ロイター] - ナイジェリア大統領府は23日、国内で操業する石油会社が短期的に135億ドルの投資を約束したことから、2024年12月時点の産油量が日量210万バレルまで増加するとの見通しを示した。
石油規制当局が発表した今年8月の産油量は前月比8%増の同141万バレルだった。
大統領府によると、ティヌブ大統領のエネルギー担当顧問と石油規制当局は、トタルやシェブロン、シェル、エクソンモービルなどの石油会社15社と一連の会合を開き、増産方法について協議した。石油会社側は投資を妨げている要因を特定しており、政府は対処する方針だとしている。具体的な内容は明らかにしていない。
大統領府は「協議が終了した現時点では短期的に135億ドルが投じられる予定であり、不測の事態が発生しない限り、24年12月時点で日量210万バレルの産油量を達成する基盤が整う」と指摘した。