[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、イタリア銀行最大手インテーザ・サンパオロに対してロシア内にある資産の売却・処分を許可する大統領令に署名した。ロシア政府のウェブサイトに掲載された文書で29日に明らかになった。
ロイターは8月、同行がロシア事業を現地経営に移管する許可を当局から得る方向に近づいていると報じていた。
インテーザからはコメントを得られていない。
同行はロシアで法人顧客にサービスを提供しており、ウクライナ戦争開始時には28支店で約980人の従業員を抱えていた。戦争が始まると、ロシア顧客への新規融資とロシア資産への新規投資を停止した。
今回インテーザに許可が出たことで、ロシアにとどめられている他の金融機関にも同様の許可が下りる可能性がある。