(内容を追加しました) [ニューヨーク 18日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17511.34(‐33.84) 前営業日終値 17545.18(+67.78)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5059.35(‐32.35) 前営業日終値 5091.70(+43.46)
S&P総合500種 .SPX 終値 2096.92(‐5.52) 前営業日終値 2102.44(+10.90)
18日の米国株式市場は反落。四半期決算がさえなかったウォルマート・ストアーズ WMT.N が下落したほか、中国の景気懸念から素材株も売られた。 ダウ工業株30種 .DJI は33.84ドル(0.19%)安の1万7511.34ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は32.35ポイント(0.64%)安の5059.3 5。 S&P総合500種 .SPX は5.52ポイント(0.26%)安の2096.92。
ウォルマートは3.4%安で約2年半ぶりの安値引け。5─7月期純利益が予想に届 かなかった上に、通期の利益見通しも下方修正した。 中国株が一段の元安誘導懸念で大幅安となった影響で、S&P素材株指数 .SPLRCM が0.7%下がり、鉱業のフリーポート・マクモラン FCX.N は3.1%下落した。 ウォルト・ディズニー DIS.N が1.9%安、CBS CBS.N が1.4%安となるなど ウェルズ・ファーゴが投資判断を引き下げた一部メディア株も軟調だった。
7月米住宅着工が7年9カ月ぶりの高水準を記録したことや、ホームセンターのホー ム・デポ HD.N の好決算を受け、住宅建設株は軒並み買われた。住宅株指数 .HGX は1. 3%高で8日続伸となった。ホーム・デポは2.6%の過去最高値で引けた。 ディスカウント衣料小売りのTJX TJX.N は、5─7月期既存店売上高の伸びがア ナリスト予想を上回ったため、7.2%高の過去最高値だった。
この日のS&P総合500種は約1カ月ぶりの狭い値幅にとどまった。ジャンリン・ キャピタルのマネジングディレクター、アンドレ・バクホス氏は「中国において最近進ん でいる通貨調整の中で株価が6%下がったことが、差し引きでマイナスに働いたと思う」 と指摘しながらも、米国株は足元のレンジを上下いずれかに抜け出せるだけの材料がまだ 出てきていないとの見方を示した。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1975で上げ1064(比率は1.8 6対1)、ナスダックが下げ1906で上げ890(2.14対1)だった。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約54 億株で、8月平均の67億株を下回った。