Deisy Buitrago Vivian Sequera Matt Spetalnick
[カラカス/ワシントン 17日 ロイター] - ベネズエラのマドゥロ大統領が率いる反米左翼政権と野党勢力は17日、次期大統領選を2024年後半に実施し、投開票状況に対する国際的な監視を受け入れて公正性を図ることなどを盛り込んだ協定に合意した。
協定では与野党それぞれが、内部のルールに沿って候補者を選ぶことも認められた。野党側は近く候補者の予備選を行う見通しだ。
この協定成立により、ベネズエラにとって基幹産業である石油セクターに科されていた米国の経済制裁の一部が緩和されることになる。
米政府は長らく、マドゥロ政権が幾つかの民主的な措置を講じれば制裁を緩和するとの方針を示してきた。
ただ複数の関係者によると、マドゥロ氏が今後公正な選挙を進めるという約束を履行しなければ、制裁緩和は撤回されるという。