Jeanny Kao Yimou Lee
[台北 14日 ロイター] - 2024年1月の台湾総統選に出馬を表明している台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は、立候補に必要な署名の3倍を集めた。台湾当局が14日、発表した。
ゴウ氏は声明で「熱い支持」に感謝するとし、「台湾海峡の両側の平和」を実現するために尽力すると表明した。
ゴウ氏は8月に総統選に無所属で出馬すると表明。選挙規則に従い、無所属の候補者としての資格を得るために11月2日までに約30万人の有権者の署名を集める必要があった。選挙管理委員会によるとゴウ氏は90万人を超える有効な署名を集めた。
ゴウ氏は73歳。2019年に鴻海のトップを退いている。
総統選にはゴウ氏を含め4人が出馬を表明。世論調査によるとゴウ氏は最下位候補で、現在副総統を務める与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳氏に大きく遅れをとっている。