[東京 1日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 120.50/52 1.1277/81 135.90/94 午前9時現在 121.10/12 1.1222/26 135.91/95 NY午後5時 121.21/23 1.1212/17 135.89/93
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の 120.50/52円だった。日経平均株価が後場に入って700円超安と大幅に下落す る中、リスク回避ムードが強まりドル/円は頭を抑えられた。
ドルは朝方に高値121.26円をつけた後、午前10時から発表された8月の中国 PMI等の指標をこなして120円後半を保っていたが、上海株のほか日経平均や米国株 先物が下げ幅を広げ、徐々にリスク回避のセンチメントが広がった。 ドルは一時120.58円付近まで弱含んだ後、正午にかけ若干買い戻されたが、午 後には再びリスク回避ムードが強まり、上値が重くなった。 上海総合株価指数は1%安付近まで値を戻した一方、後場に入って日経平均株価が再 びじり安となり、大引け間際には700円超安まで下落した。朝方に2.22%近くを推 移していた米10年債利回りも、午後3時には2.1780%付近まで弱含んだ。
最近のドル/円では「戻りが弱いのが特徴。トレンドは下向きで、とても122円台 まで反発するとは思えない」(大手銀)との見方が出ていた。 実需筋では121円台での売り意向が強く、これもドルの上値を抑制。他方、輸入勢 や資本勢は「様子を見ながら必要最小限のドル手当てをする向きが多い」(金融機関)と いい、この局面ではドル/円のサポート要因にはなりにくかったもよう。
財新/マークイットが発表した8月の中国PMI改定値は47.3で、速報値の47 .1から上方改定されたものの、7月の47.8からは低下し、2009年3月以来、約 6年半ぶりの低水準となった。
(為替マーケットチーム)