[1日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6058.54(‐189.40) 前営業日終値 6247.94(+55.91)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10015.57(‐243.89) 前営業日終値 10259.46(‐39.07)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4541.16(‐111.79) 前営業日終値 4652.95(‐22.18)
<ロンドン株式市場> 連休明けのロンドン株式市場は大幅に反落し、FT100種 総合株価指数 .FTSE が189.40ポイント(3.03%)安の6058.54で取引 を終えた。1つを除いて全ての銘柄が値下がりし、1日の下落幅として約1週間ぶりの大 きさとなった。朝方発表された中国指標が軟調だったことで、鉱業株に売りが集中した。 8月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7で、前月の50.0か ら低下し、3年ぶりの低水準となった。 中国の需要鈍化が懸念されて金属価格が下落し、英豪系資源大手BHPビリトン
<欧州株式市場> 大幅続落で取引を終えた。中国の経済指標が軟調で同国経済に対 する懸念が再び強まった。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は39.66ポイント(2.77% )安の1392.57で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は 80.90ポイント(2.47%)安の3188.73だった。 8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が3年ぶりの低水準となり、中国政 府による一連の景気刺激策にもかかわらず、同国の経済がさらに落ち込むのではないかと の懸念が広がった。PMIは49.7で景気の拡大・縮小の分岐点である50を下回った 。7月は50.0だった。 中国は世界最大の金属消費国であることから、STOXX欧州600鉱業株指数<.SX PP>は5.60%低下し、部門別で最も大幅に落ち込んだ。スイスの商品取引・資源大手 グレンコア GLEN.L は10.0%下落し、FTSEユーロファースト300種の中で最も 大きく値を下げた。その他、資源大手の英豪系リオ・ティント RIO.L とBHPビリトン BLT.L 、英アングロ・アメリカン AAL.L は4.9%から7.6%下落した。 ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は2.38%安。朝方発表された8月のドイツ 製造業購買担当者景気指数(PMI)が1年4カ月ぶりの高水準となり、8月の失業者数 も過去最低水準まで減ったものの、中国との取引が多い企業が多いことが売り材料となっ た。