[20日 ロイター] - ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、このところの大幅な相場変動にも関わらず、米国債に対する構造的需要は底堅いとの見方を示した。
米金融規制当局が米国債市場の回復力と効率性を向上させるために一連の措置を講じているとし、市場構造は今後も進化し続けると指摘した。
「今後、米連邦準備理事会(FRB)の国債保有縮小に伴い、海外の中央銀行や年金基金、保険会社、家計が市場の安定要因になる」と説明した。
ムーディーズは10日、米国債格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。米財政赤字の高止まりと債務支払い能力の低下を理由に挙げた