Hyunsu Yim
[ソウル 4日 ロイター] - 韓国国防省は4日、南部の済州島沖で行った固体燃料ロケットによる人工衛星の打ち上げ実験が成功したと発表した。
打ち上げ成功は昨年3月と12月に続き3回目。
国営の国防科学研究所が開発した技術と韓国のハンファ・システムズが生産した宇宙ロケットと衛星が利用された。
衛星は環境調査など民生目的のもの。ハンファは、衛星からの信号を地上の管制センターが受信したと明らかにした。
韓国国防省は実験の成功が大きな節目になると歓迎。韓国の情報・監視・偵察能力向上につながるとの見方を示した。
今月1日には、韓国初の国産偵察衛星を積んだロケットが、米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた。打ち上げには実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの主力ロケット 「ファルコン9」が使われた。
先月、偵察衛星を打ち上げた北朝鮮は4日、自国と韓国の衛星打ち上げに対する米国の「二重基準」を非難した。