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ソフトバンク、アイルランドのEVプラットフォーム会社に約750億円出資

発行済 2023-12-05 16:09
更新済 2023-12-05 16:19
© Reuters.  12月5日、ソフトバンクは電気自動車(EV)のコネクテッドソフトウエアの開発を手掛けるアイルランドのキュービック・テレコムに約4億7300万ユーロ(約747億円)を出資
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Miho Uranaka

[東京 5日 ロイター] - ソフトバンクは5日、電気自動車(EV)のコネクテッドソフトウエアの開発を手掛けるアイルランドのキュービック・テレコムに約4億7300万ユーロ(約747億円)を出資すると発表した。第三社割当増資による新株発行と既存株主からの株式取得により、発行済み株式の約51%を取得する。

© Reuters.  12月5日、ソフトバンクは電気自動車(EV)のコネクテッドソフトウエアの開発を手掛けるアイルランドのキュービック・テレコムに約4億7300万ユーロ(約747億円)を出資すると発表した。写真は都内で2021年2月撮影(2023年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

ソフトバンクは、人工知能(AI)分野への投資を積極化している。今後成長が期待されるコネクテッドカーやソフトウエアにより機能や特徴が決まるソフトウエア定義車両(SDV)などの領域に強い会社への投資で、同分野でトップシェアを狙いたい考え。

キュービック・テレコムには、フォルクスワーゲンも子会社を通じて出資する。2016年には、コネクテッドカー向けIOTプラットフォームの提供を開始した。このプラットフォームにより自動車メーカーは、モバイルネットワークを通じて車両や機器をグローバル規模でリアルタイムに管理したり、機能をアップデートしたりすることができる。

ソフトバンクによると、キュービックは現在90以上の移動体通信事業者(MNO)と契約し、累計1700万台以上の車両でプラットフォームが利用される。自動車メーカーにとってはデータ通信料などのコストが負担となっていたが、欧州では、同社のプラットフォームを通じて直接自動車ごとに課金できるサービスを提供するなどしている。自動車のほか運輸、農業、建設機械などの業界へも拡大が見込まれるという。

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