[上海 6日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズが中国の格付け見通しを引き下げたことを受け、6日の中国株式市場では優良株が5年ぶり安値を付け、人民元も下落している。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は2019年2月以来の安値を付けた。
「CSI300指数は外国人投資家の配分が相対的に多く、バリュエーション面で最も打撃を受けている」と南京リスクハント投資管理有限公司のリサーチ・ディレクター、パン・シチュン氏は述べた。ただ、じきに底を打ち持ち直すとの見方も示した。
前日まで3日連続で中国株を売り越した海外勢は中盤時点で買い越しに転じている。
人民元は軟調。前日から国有銀行のドル売り・元買いが観測されているが支え切れていない。