[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は小幅続伸して取引を終えた。S&P総合500種は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録した。
米連邦準備理事会(FRB)のハト派転換の影響はこの日も続いたが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利下げ観測をけん制したことで、楽観的な見方が一部後退した。
金利に敏感な不動産セクターと公益セクターがそれぞれ1%超下落し、これまでの大幅上昇の一部を吐き出した。
ダウ工業株30種はこの日、3営業日連続で過去最高値を更新。半導体指数は週間で9.1%高となり、5月以来の大幅上昇を記録した。
ボケ・キャピタル・パートナーズ(ピッツバーグ)のキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は「サンタクロース・ラリーと呼ばれるようなことが起こるかどうかは分からないが、あらゆることを考慮すると、ここから上昇に転じる可能性はある」と述べた。
週間では、ダウは2.9%上昇、ナスダック総合は2.8%上昇、S&P500は2.5%上昇した。
この日はまた、クアドルプル・ウィッチング(先物・オプション取引の期限集中日)に当たっていた。このため出来高は多く、米取引所の合算出来高は197億6000万株に上った。直近20営業日の平均は118億株。
個別銘柄では、コストコ・ホールセールが4.4%上昇。第1・四半期の業績が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.00対1の比率で上回った。ナスダックでも1.54対1で値下がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 37305.16 +56.81 +0.15 37194.50 37347.6 37092.0
0 2
前営業日終値 37248.35
ナスダック総合 14813.92 +52.36 +0.35 14797.46 14848.4 14753.1
1 6
前営業日終値 14761.56
S&P総合500種 4719.19 -0.36 -0.01 4714.23 4725.53 4704.69
前営業日終値 4719.55
ダウ輸送株20種 16016.11 +103.19 +0.65
ダウ公共株15種 881.89 -15.27 -1.70
フィラデルフィア半導体 4117.00 +19.53 +0.48
VIX指数 12.28 -0.20 -1.60
S&P一般消費財 1416.96 +6.74 +0.48
S&P素材 534.42 -1.07 -0.20
S&P工業 951.80 -1.90 -0.20
S&P主要消費財 749.43 -0.02 0.00
S&P金融 620.17 -2.50 -0.40
S&P不動産 249.47 -3.14 -1.24
S&Pエネルギー 638.29 -3.29 -0.51
S&Pヘルスケア 1558.59 -13.37 -0.85
S&P通信サービス 237.27 +0.35 +0.15
S&P情報技術 3386.07 +23.70 +0.70
S&P公益事業 322.36 -5.67 -1.73
NYSE出来高 39.10億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 32705 - 185 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 32630 - 260 大阪比