*10:28JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、経済の安定成長に対する期待の高まり
【ブラジル】ボベスパ指数 130841.09 -0.46%
10日のブラジル株式市場は続落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比605.50ポイント安(-0.46%)の130841.09で引けた。
日中の取引レンジは130438.06-131627.60となった。
朝方は前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は下げ幅を拡大させた。
原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。
また、米中の重要な経済指標の発表を控え、慎重ムードも強まった。
ほかに、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。
一方、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3164.70 +0.29%
10日のロシア株式市場は小反発。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.15ポイント高(+0.29%)の3164.70ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3156.44-3174.28となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。
通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料となった。
一方、指数の上値は重い。
米中の主要経済指標の発表を控え、慎重ムードが強まった。
また、原油価格の下落なども指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 71657.71 +0.38%
10日のインドSENSEX指数は続伸。
前日比271.50ポイント高(+0.38%)の71657.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同73.85ポイント高(+0.34%)の21618.70で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏に回復した。
経済の安定成長に対する期待の高まりが好感された。
世界銀行は最新リポートで、2024年度のインドの成長予想を6.4%に据え置いた。
旺盛な内需や公共投資の拡大などが挙げられている。
一方、食品価格の上昇などが消費を抑える可能性があると指摘した。
また、モディ政権が次回の選挙まで女性の農家への支援金を倍に引き上げる計画を示していることも、対象銘柄の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2877.70 -0.54%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.55ポイント安(-0.54%)の2877.70ポイントと反落した。
終値ベースで、2020年5月以来の安値水準に落ち込んでいる。
中国経済の鈍化が懸念される流れ。
世界銀行は9日、最新の世界経済見通しを公表し、うち中国の経済成長率が23年の5.2%から24年の4.5%まで減速すると予測した。
また、影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題がくすぶる中、金融システムの混乱も警戒されている。
外国為替市場で対米ドルの人民元安が進んだことも(約1カ月ぶりの元安水準)、投資家心理の重しとなった。
10日のブラジル株式市場は続落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比605.50ポイント安(-0.46%)の130841.09で引けた。
日中の取引レンジは130438.06-131627.60となった。
朝方は前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は下げ幅を拡大させた。
原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。
また、米中の重要な経済指標の発表を控え、慎重ムードも強まった。
ほかに、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。
一方、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3164.70 +0.29%
10日のロシア株式市場は小反発。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.15ポイント高(+0.29%)の3164.70ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3156.44-3174.28となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。
通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料となった。
一方、指数の上値は重い。
米中の主要経済指標の発表を控え、慎重ムードが強まった。
また、原油価格の下落なども指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 71657.71 +0.38%
10日のインドSENSEX指数は続伸。
前日比271.50ポイント高(+0.38%)の71657.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同73.85ポイント高(+0.34%)の21618.70で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏に回復した。
経済の安定成長に対する期待の高まりが好感された。
世界銀行は最新リポートで、2024年度のインドの成長予想を6.4%に据え置いた。
旺盛な内需や公共投資の拡大などが挙げられている。
一方、食品価格の上昇などが消費を抑える可能性があると指摘した。
また、モディ政権が次回の選挙まで女性の農家への支援金を倍に引き上げる計画を示していることも、対象銘柄の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2877.70 -0.54%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.55ポイント安(-0.54%)の2877.70ポイントと反落した。
終値ベースで、2020年5月以来の安値水準に落ち込んでいる。
中国経済の鈍化が懸念される流れ。
世界銀行は9日、最新の世界経済見通しを公表し、うち中国の経済成長率が23年の5.2%から24年の4.5%まで減速すると予測した。
また、影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題がくすぶる中、金融システムの混乱も警戒されている。
外国為替市場で対米ドルの人民元安が進んだことも(約1カ月ぶりの元安水準)、投資家心理の重しとなった。