Lewis Krauskopf
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)の株式ストラテジストチームは25日、2023年に突出した上昇を見せた米国のハイテク関連の株価が引き続き力強く推移するとの見方を示した。堅調な業績や、人工知能(AI)などの技術がもたらす生産性向上への幅広い関心がその背景にあるとしている。
ハイテク関連銘柄は、SP500種株価指数の23年における24%の上昇をけん引。そうした銘柄の多くは24年も良好なスタートを切っている。
ハイテク株主体のナスダック100指数の株式時価総額は、SP500種の半分、グローバルMSCI指数の30%に達する規模に膨らみ、「米国や世界の株式運用がかつてない水準まで集中しているリスクがあることは認識している」と同チームは指摘している。
ただ同チームは、米ハイテク銘柄の投資判断をオーバウエートに維持。24年上半期に業績の伸びが加速すると予想し、イコールウエートでのナスダック100指数への投資を推奨している。
またソジェンは、「生産性向上」をテーマとした投資先として、世界の150銘柄を盛り込んだ「ライズ・オブ・ロボッツ」指数を取り上げた。