Bharath Rajeswaran
[ベンガルール 13日 ロイター] - MSCIは2月のインデックス見直しでグローバル・スタンダード(新興国市場)インデックスのインド株のウエートを17.9%から過去最高の18.2%に引き上げた。2月29日の引け後に反映される。
アナリストによると、これにより約12億ドルの資金流入が見込まれる。
インド株のウエートは2020年11月から2倍近くに上昇したことになる。
ヌバマ・オルタナティブ&クオンティテイティブ・リサーチによると、20年の外国人保有制限(FOL)標準化、インド株の持続的な上昇、中国など他の新興国市場のアンダーパフォームが背景。
インド株は中国株に次いで2番目に高いウエートを占めている。中国株のウエートは1年前の26.6%から25.4%に低下する。
ヌバマによると、国内機関投資家からの安定したフローと海外ポーフォリオ投資家の着実な市場参加でインド株のウエートは24年序盤に20%を超える可能性がある。
MSCIは今回の見直しで、インド株5銘柄をグローバル・スタンダード・インデックスに追加した。除外した銘柄はなかった。中国株は66銘柄が除外され、5銘柄が追加された。
大型株インデックスには国営銀行のパンジャブ・ナショナル銀行とユニオン・バンク・オブ・インディアが組み入れられた。中型株インデックスにはバーラト・ヘビー・エレクトリカルズとNMDC が組み入れられた。
GMRエアポーツ・インフラストラクチャーは小型株インデックスから中型株インデックスに移行した。