[ロンドン 16日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の週間調査によると、14日までの1週間は、キャッシュから資金が流出し、引き続きハイテク株などの株式や投資適格債に資金が流入した。
株式には161億ドル、債券には116億ドルが流入。キャッシュからは過去8週間で最大の184億ドルが流出した。調査はEPFRのデータを基にしている。
ハイテク株には23億ドルが流入。6週連続の資金流入となった。
大型ハイテク株に人気が集中しており、S&P総合500種指数の裾野の広がりは2009年以降で最低という。
「マグニフィセント・セブン」の株価収益率(PER、実績ベース)は現在45倍。BofAは「安くはないが(過去の)バブル時の高値のほうが正気ではないバリュエーションだったことは事実だ」とし、1989年のバブル期の日経平均では67倍、2000年のドットコムバブル時のナスダックは65倍だったと指摘した。