[チューリヒ 8日 ロイター] - スイス金融大手UBSグループはクレディ・スイス・グループとの経営統合の一環として、2025年までに国内の85支店を閉鎖する。地元紙アールガウアー・ツァイトゥングが8日報じた。
閉鎖されるのはUBSとクレディ・スイスの支店が近接している場所で、4月に試行的な閉鎖に着手する。
セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は2月の決算発表で、支店の重複を解消することは経営統合後のコスト圧縮計画の一部だと説明していた。
UBS広報担当によると、UBSは現在スイス全土に約190支店、クレディ・スイスは95支店をそれぞれ展開している。支店閉鎖終了時においても現在両行が業務展開しているのと同じ場所をカバーし続けるが、支店の総数は3分の1程度減少するという。