Guy Faulconbridge Lidia Kelly
[モスクワ 13日 ロイター] - ウクライナは13日、ロシア各地をドローン(無人機)で攻撃した。攻撃により、石油大手ロスネフチの最大の製油所で火災が発生。プーチン大統領は大統領選への干渉が狙いだと主張した。
火災が発生したのはモスクワから180キロメートルの地点に位置する国内7位のリャザン製油所。前日には石油大手ルクオイルのNORSI製油所も深刻な被害を受けた。
国内メディアによると、ロシア領内では過去数時間だけで約60機のドローンが撃墜された。
国営通信社RIAによると、リャザン製油所は13日早く、ウクライナのドローン4機の攻撃を受け、175平方メートルが焼けた。操業への影響は不明。
プーチン氏は13日公表されたRIAとテレビ局ロシア1とのインタビューで、ウクライナが攻撃を通じて今月15─17日のロシア大統領選に干渉しようとしていると指摘。「主な目的が、ロシア大統領選を混乱させることでないなら、少なくとも、市民の意思を表明する正常なプロセスに何らかの形で干渉することにあるのは間違いない」と述べた。