[8日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6374.82(+38.47) 前営業日終値 6336.35(+10.19) クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9993.07(+22.67) 前営業日終値 9970.40(+67.57) CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4675.91(+8.57) 前営業日終値 4667.34(+6.70)
<ロンドン株式市場> 続伸。鉱業とエネルギー株が買われたほか、イングランド銀 行(英中銀、BOE)が利上げを急いでいないとの見方が買い安心感につながった。 FT100種総合株価指数 .FTSE が38.47ポイント(0.61%)高の637 4.82で取引を終えた。 BOEの金融政策委員会は8対1で政策金利を過去最低の0.50%に据え置くこと を決定した。インフレ率は2016年春までは1%を下回る水準にとどまるとの見通しを 示した。8月のインフレ率は横ばいだった。 ハーグリーブス・ランズダウンの株式アナリスト、キース・バウマン氏は「インフレ 率が目標になかなか届かない中、BOEは利上げを急がない姿勢であり、市場に一定の安 心感が広がった」と述べる。 原油・天然ガス株指数 .FTNMX0530 は、原油価格の上昇に伴い0.70%値上がりし た。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は1.31%上昇した。金生産のフレスニロ FRES.L は4. 2%高となり、FT100種の中で最も大きく値上がりした。HSBCが目標株価を76 0ペンスから810ペンスに引き上げたことが好感された。資源大手BHPビリトン
<欧州株式市場> まちまち。自動車株は上昇したが世界経済の先行き懸念は根強く 、米企業の決算発表時期を控え投資家は慎重な姿勢でいる。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は3.71ポイント(0.26%) 高の1427.49で取引を終えた。一方、DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E >は1.44ポイント(0.04%)安の3224.96だった。 自動車株指数 .SXAP は0.84%上昇した。このまま取引が進めば週間ベースで2 011年以来の伸びを記録する。排ガス不正問題に揺れるドイツの自動車大手フォルクス ワーゲン(VW) VOWG_p.DE に対する悲観的な見方が後退してきた。 欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) FCHA.MI は3.9%高。 FCAが株式の90%を保有するイタリアの高級スポーツカーメーカー 、フェラーリが10月後半にも新規株式公開(IPO)するとの期待が買いにつながった 。FCAと全米自動車労組(UAW)が新たな4年間の労働協約で暫定合意しストが回避 されたことも好感された。