Tatiana Bautzer Lananh Nguyen Manya Saini
[25日 ロイター] - 米金融大手シティグループは、昨年9月以来5000人の人員を削減したことを受け、組織簡素化と業績向上を目的とした抜本的再編の最終段階に入ったと社内に通知した。
ロイターが確認したメモによると、ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)は従業員に対し、配置転換や退職を含む最大規模の人員の移動が25日から28日にかけて行われると伝えた。
「この数カ月は楽なものではなかった」とした上で「行った変革はわれわれの多くがシティで経験した中で最大のものであり、われわれを前進させ、競争力を高めた」と記述している。
シティは、これ以上のコメントを避けた。
昨年9月に発表された組織再編では、マネジメント層を13から8へと削減。今回の再編はシティの新体制を最終決定するもので、今後2年間で全世界の従業員(23万9000人)を2万人削減するという広範な目標の一環となる。
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏は「これはシティの大きな節目だ」と指摘し、シティ株が自身のトップ推奨銘柄だと強調。先立って出したノートで「7カ月を要した組織簡素化は、シティが目標を整然と達成できることを示すさらなる証拠となる」とした。
*カテゴリーを追加して再送します。