(英文の訂正により6段落目の史上最高値を「7万3794ドル」から「7万3803.25ドル」に訂正します)
[ロンドン 8日 ロイター] - ドイツ銀行が8日に公表した調査によると、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに対する消費者の懐疑的な見方はやや後退しているものの、回答者の3分の1弱は依然として今年末までに価格が急落すると予想している。
調査は3600人以上の消費者を対象に実施。52%が暗号資産は将来的に「重要な資産クラスと決済取引方法」になると回答した。昨年9月の調査では40%以下だった。
また、米国の回答者の3分の1が今年末までにビットコインが2万ドルを下回ると予想。この回答は2月時点では35%、1月は36%だった。
暗号資産は単なる流行で、いずれ衰退すると考える人は1%未満に減少した。
ただ、年末までにビットコインが7万5000ドルを超えると予想する回答者はわずか10%にとどまる。
ビットコインは8日に3週間ぶりの高値を付けた。3月には史上最高値の7万3803.25ドル(訂正)を記録し、2022年の急落から回復した。
ドイツ銀のアナリストは、ビットコインの半減期、規制、中央銀行の利下げなどに価格が支えられるとの見方を示した。米証券取引委員会(SEC)がイーサリアムの現物に連動する上場投資信託(ETF)を承認するとの期待も支援材料という。