Max A. Cherney
[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米半導体大手インテルは9日に開いたイベントで、人工知能(AI)半導体の新製品の詳細を発表した。AI半導体市場で優位に立つエヌビディアに対抗する狙いだ。
インテルは新製品「ガウディ3」について、特定の大規模言語モデル(LLM)の訓練速度がエヌビディアの前世代プロセッサー「H100」より50%高速だと説明。また、インテルがテストした一部のLLMで、生成AIの回答を導く推論と呼ばれるプロセスの速度がH100より高速だったとした。
インテルのバイスプレジデント(戦略・製品管理)、ジェニ・バロビアン氏は「われわれの顧客は業界における選択肢を求めている」とし、「顧客はインテルが(生成AIの)波を追い、彼らのニーズを満たす解決策を提供することを期待している」と述べた。
ガウディ3は今年第2・四半期にスーパーマイクロやヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)などサーバー構築を手がける企業向けに提供を開始する見通し。