(香港市場のリポートを追加しました。) [上海 15日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3338.0730 75.6316高 3618.6億元(上海A株) 高値 3338.2966 安値 3254.3923 前場終値 3308.2433 45.8019高 1678.7億元(上海A株) 寄り付き 3255.0315 7.4099安 前営業日終値 3262.4414 30.7887安 3297.2億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22888.17 448.26高 907.7億香港ドル 高値 22940.25 安値 22567.65 前場終値 22925.64 485.73高 488.3億香港ドル 寄り付き 22667.42 227.51高 前営業日終値 22439.91 160.55安 722.7億香港ドル
15日の中国株式市場は急反発して取引を終えた。資金が株式市場に戻り始めた兆し がみえるなか、両主要指数ともに2%超の大幅上昇となった。26日からの中国共産党中 央委員会第5回全体会議(5中全会)で、追加景気刺激策が発表されるとの期待が高まっ た。 上海総合指数 .SSEC の終値は75.6316ポイント(2.32%)高の3338 .0730。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は80.703ポイント(2.37%)高の3486.815。
14日に発表された9月のインフレ指標が軟調だったことを受けて、中国国家発展改 革委員会はこの日、消費者物価は今後数カ月緩やかな上昇が続くとの見方を表明した。加 えて、総額686億元(108億2000万ドル)に相当する公共交通関連インフラ整備 プロジェクト6件を承認した。 申萬宏源証券のアナリスト、ゲリー・アルフォンソ氏は「デフレ圧力をある程度和ら げる可能性がある追加緩和策が打ち出されるとの期待が相当あるようだ」と述べた。 リスク選好の高まりを反映し、過去5営業日の信用取引向け融資残高が増加。また、 中国人投資家の証券口座への純資金流入額が先週、684億元(107億8000万ドル )に達し、6週間ぶりに資金流入超となった。
中国市場は全面高の展開。情報技術(IT)株 .CSI300IT が上げ相場をけん引した 。 通信株 .CSI300TS は5%近く上昇。中国の通信事業者大手3社が、中国本土におけ る通信インフラの重複を避けるため、通信塔と関連資産を新会社に一元化することで合意 したとの発表を受けたものとみられる。
香港市場も大幅に反発して取引を終えた。中国本土市場の強気相場に追随して2%の 大幅高となった。政府が追加景気刺激策を打ち出すとの期待の高まりも背景。 ハンセン指数 .HSI は448.26ポイント(2.00%)高の2万2888.17 。終値は8月20日以来の高値水準だった。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は218.51ポイント(2.11% )高の1万0552.93。
香港市場も全面高の展開。消費サービス関連株 .HSCIS が上昇を主導。 中国連合通信(チャイナ・ユニコム) 0762.HK 、中国移動(チャイナ・モバイル)< 0941.HK>、中国電信(チャイナ・テレコム) 0728.HK は中国本土における通信インフラ の重複を避けるため、通信塔と関連資産を新会社に一元化することで合意したと発表。こ れを受け、軒並み上昇して引けた。