[日本インタビュ新聞社] - ■2030年までに25隻、2035年までに80隻の投入を目指す
商船三井<9104>(東証プライム)は5月15日、2022年10月に竣工した世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭輸送船「松風丸」の実航海において、最大17%の燃料節減効果を達成したと発表。
同船は、東北電力<9506>(東証プライム)向けの専用船として、主にオーストラリアやインドネシア、北米等から日本向けの石炭輸送に従事し、約18ヶ月間にわたって性能検証を実施した。その結果、ウインドチャレンジャー帆が稼働している状態において、1日では最大17%、1航海では平均5%~8%の燃料節減効果が確認された。
商船三井グループは、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指しており、その一環として、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入することを計画している。風力推進技術を組み合わせた環境対応船隊の安全な管理・効率運航を通じ、GHG排出削減と社会全体の低炭素化に貢献していく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)