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日経平均は137円高でスタート、M&A総研や良品計画などが上昇

発行済 2024-06-11 09:39
更新済 2024-06-11 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39175.59;+137.43TOPIX;2789.24;+6.75


[寄り付き概況]

 11日の日経平均は137.43円高の39175.59円と続伸して取引を開始した。
前日10日の米国株式市場は反発。
ダウ平均は69.05ドル高の38868.04ドル、ナスダックは59.40ポイント高の17192.53で取引を終了した。
早期利下げ期待の後退で売られ、寄り付き後、下落。
同時に、ソフトランディング期待が下値を支えさらに携帯端末アップル(AAPL)のイベントでの新人工知能(AI)機能発表を期待したハイテクの買いが相場を押し上げ、上昇に転じた。
今週予定されている消費者物価指数(CPI)の発表や連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まったが、プラス圏を維持し、ナスダックは過去最高値を更新し終了した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。
ダウ平均の上昇率は0.18%と小幅にとどまったが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.42%上昇したことから、半導体関連株などに資金が向かいやすかった。
また、外為市場で1ドル=157円00銭台と円相場が円安・ドル高水準で落ち着いた動きとなっていることも東京市場で安心感となった。
一方、今週は12日に5月の米消費者物価指数(CPI)発表、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見、13日に5月の米生産者物価指数(PPI)の発表、14日には日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、さらに、14日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出日となるなど、イベントが目白押しで、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
今日はD&Mカンパニーが東証グロースに上場した。


 セクター別では、石油石炭製品、鉱業、非鉄金属、保険業、パルプ・紙などが値上がり率上位、その他製品、繊維製品、化学、医薬品、空運業などが値下がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、M&A総研 (TYO:9552)、良品計画 (TYO:7453)、リクルートHD (TYO:6098)、東エレク (TYO:8035)、住友電工 (TYO:5802)、三菱重 (TYO:7011)、ENEOS
(TYO:5020)、アドバンテスト (TYO:6857)、すかいらーく (TYO:3197)、みずほ (TYO:8411)、ニデック (TYO:6594)、INPEX (TYO:1605)などが上昇。
他方、エーザイ (TYO:4523)、東電力HD (TYO:9501)、塩野義薬<
4507>、村田製 (TYO:6981)、任天堂 (TYO:7974)、武田薬 (TYO:4502)、第一三共 (TYO:4568)、信越化 (TYO:4063)、KDDI (TYO:9433)、OLC (TYO:4661)、キヤノン (TYO:7751)、NTT (TYO:9432)などが下落している。

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