[16日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6146.38(+28.10) 前営業日終値 6118.28(‐60.40) クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10713.23(+4.83) 前営業日終値 10708.40(‐74.23) CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4804.31(‐3.64) 前営業日終値 4807.95(‐48.70)
<ロンドン株式市場> 反発し。製薬大手アストラゼネカ AZN.L や住宅建設のテイ ラー・ウィンペイ TW.L が買われ、全体水準を押し上げた。 アストラゼネカは4.0%高。同業のクロービス・オンコロジー CLVS.O の肺がん治 療薬「ロシレチニブ」の米国での承認が遅れる可能性が出てきたことで買われた。アスト ラゼネカは同様の治療薬について13日に米国で承認を受けている。 テイラー・ウィンペイは4.1%の値上がり。夏場の売り上げが素晴らしい内容だっ たとし、秋も底堅い傾向が加速するだろうとしたことが好感された。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。エネルギー株が買われ、パリ同時多発攻 撃に伴う旅行関連の値下がりを相殺した。 STOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は1.02%上昇した。フランス軍 がシリア国内にある過激派組織「イスラム国」の拠点を空爆したことで原油価格が上昇し た。その後、原油価格は下げに転じたものの、株価はプラス圏を維持した。同部門は4月 以降約20%値下がりしており、値ごろ感が出たとの指摘が出ていた。 一方、STOXX欧州600旅行・娯楽関連株指数 .SXTP は、消費者マインドの冷 え込みが懸念されて1.31%低下。時価総額にして約23億ユーロ(24億6000万 ドル)が吹き飛んだ。ホテルグループで欧州最大の仏アコー ACCP.PA は4.7%、 仏オ ランダ系航空大手エールフランス・KLM AIRF.PA は5.7%それぞれ値下がりした。 フランスのCAC40指数 .FCHI はこの日、0.08%と小幅安にとどまった。