[日本インタビュ新聞社] - ■大手企業に多数の実績ありAI/DXソリューションに強力なシナジー
アイデミー<5577>(東証グロース)は6月24日の午後、Webサイトやスマートフォンサイトの制作・実装等、Webサイトに関わる業務を行っている株式会社まぼろし(東京都豊島区)の株式取得(子会社化)について発表し、2024年6月25日(火)付でまぼろしの発行済株式を議決権所有割合にして70%取得する予定とした。
取得価額はアドバイザリー費用など含めて合計約1億3568万円。本件に係る対価は、(1)本株式取得時に支払う一時金(「クロージング対価」)と、(2)まぼろしが将来得る収益に基づく支払(「アーンアウト対価」)で構成され、本件に係る対価を株式取得の実行時点で一括して支払うのではなく、一部をアーンアウト対価とし、2年を通じて100%取得をする旨、本売主との協議・交渉を経て本件買収の対価を最終決定した。
アイデミーは、「先端技術を、経済実装する。」をミッションに掲げ、AIをはじめとした新たなソフトウェア技術を、いち早くビジネスの現場にインストールし、次世代の産業創出を加速させることを目的として事業を展開している。主にエンタープライズ企業(中堅・中小企業と対比して規模の大きい企業)向けに企業変革の基盤となるDX推進およびAI/DX内製化を支援するプロダクト・ソリューションを展開している。昨今、DXが浸透する中で、顧客企業の求めるニーズも単なる人材育成に留まらず、AI/DXを活用して企業に変革をもたらすAI人材の活躍にシフトしている。こうした実運用の領域であるAI/DXソリューション事業を成長のドライバーと位置付け安定的な売上と利益率の向上によるオーガニックな成長を目指している。顧客の企業価値を高めながら当社の成長実現に向けて、テクノロジー領域に深い知見を有する人材の確保が肝要であると考えている。
一方、まぼろしはフロントエンドエンジニアとしての経験値が高いメンバーが、エンタープライズ企業の大型Webサイトの企画から構築・運用まで一気通貫したサービスで優位性を築いている。さらに、大手企業との長期取引に関して多数の実績があり、継続した受注により売り上げも安定している。
今回の株式取得により、まぼろしの強みであるWebサイトの新規構築、リニューアル、フロントエンドの実装のノウハウや技術力は、AI/DXプロダクトの品質向上、AI/DXソリューション『Modeloy』の案件拡充において強力なシナジーがあると見込んでいる。さらに、両社の技術力、知見、ノウハウを融合させサービスのデリバリー能力を高めることで、顧客の企業価値最大化に寄与できるだけでなく、アイデミーグループ全体の技術力、収益性の向上や事業拡大に資するものと判断した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)