*15:21JST 三洋化成工業---1Q営業利益が大幅増、自動車関連産業や半導体分野の需要回復に加え事業撤退に伴い収益性改善
三洋化成工業 (TYO:4471)は7日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比1.9%増の396.54億円、営業利益が同209.8%増の21.83億円、経常利益が同25.7%増の35.71億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.8%減の24.02億円となった。
生活・健康産業関連分野の売上高は前年同期比4.0%減の108.32億円、営業損失は0.32億円(前年同期は5.86億円の損失)となった。
生活産業関連分野は、ポリエチレングリコールが国内外ともに市況が回復し、売上高は増加した。
健康産業関連分野は、高吸水性樹脂事業からの撤退に伴い売上高は大幅に減少した。
石油・輸送機産業関連分野の売上高は同7.7%増の127.80億円、営業利益は同179.0%増の10.95億円となった。
自動車シートなどに使われるポリウレタンフォーム用原料が自動車生産回復基調も海外安価品の流入があり横ばいだったが、潤滑油添加剤が需要回復により増加し、自動車内装表皮材用ウレタンビーズも売り上げを伸ばしたため、売上高は好調に推移した。
プラスチック・繊維産業関連分野の売上高は同11.2%増の69.90億円、営業利益は同14.9%増の6.80億円となった。
プラスチック産業関連分野は、永久帯電防止剤が半導体・電子部品需要回復により売り上げを伸ばし、塗料コーティング用薬剤・添加剤も好調に推移したため、売上高は増加した。
繊維産業関連分野は、風力発電用風車向けの炭素繊維用薬剤が低調だったが、タイヤコード糸等の製造時に使用される油剤が自動車生産の回復に伴い大幅に増加し、売上高は順調に推移した。
情報・電気電子産業関連分野の売上高は同7.5%減の54.27億円、営業利益は同27.5%増の6.68億円となった。
情報産業関連分野は、トナーバインダーの需要が回復傾向にある一方で、重合トナー用材料が中国における生産事業からの撤退等により低調となり、売上高は大きく減少した。
電気電子産業関連分野は、アルミ電解コンデンサ用電解液が民生用の不調により低調に推移したが、半導体市場の回復により関連材料が売り上げを伸ばし、売上高は増加した。
環境・住設産業関連分野他の売上高は同0.0%増の36.23億円、営業利益は同54.7%減の0.59億円となった。
環境産業関連分野は、高分子凝集剤用のカチオンモノマーが市況低迷により横ばいだった。
住設産業関連分野は、セメント用薬剤が低調だったが、建築シーラント用原料の販売が好調に推移し横ばいとなった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.1%減の1,450.00億円、営業利益が同63.7%増の80.00億円、経常利益が同16.0%増の95.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が25.00億円とする期初計画を据え置いている。
売上高が前年同期比1.9%増の396.54億円、営業利益が同209.8%増の21.83億円、経常利益が同25.7%増の35.71億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.8%減の24.02億円となった。
生活・健康産業関連分野の売上高は前年同期比4.0%減の108.32億円、営業損失は0.32億円(前年同期は5.86億円の損失)となった。
生活産業関連分野は、ポリエチレングリコールが国内外ともに市況が回復し、売上高は増加した。
健康産業関連分野は、高吸水性樹脂事業からの撤退に伴い売上高は大幅に減少した。
石油・輸送機産業関連分野の売上高は同7.7%増の127.80億円、営業利益は同179.0%増の10.95億円となった。
自動車シートなどに使われるポリウレタンフォーム用原料が自動車生産回復基調も海外安価品の流入があり横ばいだったが、潤滑油添加剤が需要回復により増加し、自動車内装表皮材用ウレタンビーズも売り上げを伸ばしたため、売上高は好調に推移した。
プラスチック・繊維産業関連分野の売上高は同11.2%増の69.90億円、営業利益は同14.9%増の6.80億円となった。
プラスチック産業関連分野は、永久帯電防止剤が半導体・電子部品需要回復により売り上げを伸ばし、塗料コーティング用薬剤・添加剤も好調に推移したため、売上高は増加した。
繊維産業関連分野は、風力発電用風車向けの炭素繊維用薬剤が低調だったが、タイヤコード糸等の製造時に使用される油剤が自動車生産の回復に伴い大幅に増加し、売上高は順調に推移した。
情報・電気電子産業関連分野の売上高は同7.5%減の54.27億円、営業利益は同27.5%増の6.68億円となった。
情報産業関連分野は、トナーバインダーの需要が回復傾向にある一方で、重合トナー用材料が中国における生産事業からの撤退等により低調となり、売上高は大きく減少した。
電気電子産業関連分野は、アルミ電解コンデンサ用電解液が民生用の不調により低調に推移したが、半導体市場の回復により関連材料が売り上げを伸ばし、売上高は増加した。
環境・住設産業関連分野他の売上高は同0.0%増の36.23億円、営業利益は同54.7%減の0.59億円となった。
環境産業関連分野は、高分子凝集剤用のカチオンモノマーが市況低迷により横ばいだった。
住設産業関連分野は、セメント用薬剤が低調だったが、建築シーラント用原料の販売が好調に推移し横ばいとなった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.1%減の1,450.00億円、営業利益が同63.7%増の80.00億円、経常利益が同16.0%増の95.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が25.00億円とする期初計画を据え置いている。