[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万6568円05銭(89円04銭安)、TOPIXは2605.31ポイント(15.45ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億2873万株
9月6日(金)前場の東京株式市場は、大手電力会社の売上高設備投資比率が14年ぶり高水準になる見通しとの報道を受け、関電工<1942>(東証プライム)などが上げたほか、電力株も北海道電力<9509>(東証プライム)から九州電力<9508>(東証プライム)まで全面高となり、イオン<8267>(東証プライム)は総務省が朝発表した実質消費支出など好感されて高値を更新など、内需関連株の値動きが強かった。パスコ<9232>(東証スタンダード)はセコムと伊藤忠商事による共同TOBを受けてストップ高買い気配。一方、半導体関連株は朝方を除いて軟調で、銀行株や大手商社株も総じて軟調。日経平均は朝寄り直後の3万6898円28銭(241円19銭高)を上値にダレ模様となり、午前10時過ぎには176円45銭安(3万6480円64銭)まで軟化し、持ち直したが前引けも軟調だった。
JCRファーマ<4552>(東証プライム)が次第高となって戻り高値に進み欧州で9月初に開かれた国際シンポジウムでの発表内容の開示など材料視。フジ・コーポ<7605>(東証プライム)は急反発となり5日発表の四半期決算は減益だったが既に8月下旬から続落模様だったため出尽くし感の見方。ウィルソン・ラーニングW<9610>(東証スタンダード)も急反発となり直近続落模様野中で欧州事業の合理化など評価。コックス<9876>(東証スタンダード)は8月の月次売上高が好感され急伸。カラダノート<4014>(東証グロース)はメドレー<4480>(東証プライム)との協業が好感されてストップ高。
東証プライム市場の出来高概算は8億2873万株、売買代金は1兆9116億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は622銘柄、値下がり銘柄数は956銘柄。
東証33業種別指数は15業種が値上がりし、電力ガス、精密機器、倉庫運輸、建設、小売り、繊維製品、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)