(内容を追加しました) [ニューヨーク 4日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 16416.58 +79.92 +0.49 16329.67 16485.84 16266.16 .DJI 前営業日終値 16336.66 ナスダック総合 4509.56 +5.32 +0.12 4492.48 4545.52 4463.99 .IXIC 前営業日終値 4504.24 S&P総合500種 1915.45 +2.92 +0.15 1911.67 1927.35 1900.52 .SPX 前営業日終値 1912.53
米国株式市場は小幅ながら2日続伸。コモディティ価格の上昇を受けて素材関連株が 買われた。ただ、複数の小売り企業の業績予想が失望を誘ったほか、5日の雇用統計の発 表を控えた不安感もあり、上昇幅は限られた。
4日発表された昨年第4・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は2014年 第1・四半期以来の大きな落ち込みとなった。昨年12月の製造業受注も1年ぶりの大幅 な落ち込みとなった。 S&P素材株指数 .SPLRCM は2.8%上昇し、相場の上昇を主導した。為替のドル 安で銅や他の金属価格が押し上げられたことが好感された。 サーハン・キャピタル(ニューヨーク)のアダム・サーハン最高経営責任者(CEO )は、市場が「ひどく売られすぎの水準」から反発しようとしているが、企業決算や経済 指標の悪化が続いているために伸び悩んでいると指摘。 その上で「現在は多くの予想を下回る指標が出てきている。追加の利上げを正当化で きるような強気のカタリスト(触媒)は存在しない」と話した。 個別銘柄ではゴールドマン・サックス GS.N が2.5%上昇した。 この日は消費者関連株がS&P500種の値下がり上位を占めた。アパレル大手ラル フローレン RL.N が22.2%、百貨店のコールズ KSS.N が18.8%、それぞれ大幅 に値下がりした。いずれも今年の業績が厳しくなると注意喚起したことを手掛かりに売ら れた。 ウエアラブルカメラメーカーのゴープロ GPRO..O は8.7%安。1─3月期の売上 高見通しがアナリストの予想を下回ったことが嫌気された。 ロイターのデータによると、S&P500種企業の第4・四半期決算は前年同期比4 .2%減の見通し。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約95億株で、過去 20営業日平均の94億株を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1949で下げ1087(比率は1.7 9対1)、ナスダックは上げ1659で下げ1123(1.48対1)だった。