欧州株式市場サマリー（5日）

［５日　ロイター］ - （カッコ内は前営業日比） ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン） .FTSE 　終値　　　　　　5848.06（‐50.70） 前営業日終値　　　5898.76（＋61.62） クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト） .DAX 　終値　　　　　　9286.23（‐107.13） 前営業日終値　　　9393.36（‐41.46） ＣＡＣ４０種平均指数（パリ） .FCHI 　終値　　　　　　4200.67（‐27.86） 前営業日終値　　　4228.53（＋1.57）

＜ロンドン株式市場＞　ＦＴ１００種総合株価指数 .FTSE は５０．７０ポイント（ ０．８６％）安の５８４８．０６で取引を終えた。１月の米雇用統計が予想より弱い内容 だったと受け止められ、先行き不透明感が強まった。 ドルの値上がりに伴って金属価格が下がり、英豪系資源大手のリオ・ティントとＢＨＰビリトン BLT.L は２．２％と０．５％の値下がりとなった。一方で、アングロ ・アメリカン AAL.L は前日に続き大幅に買われ、株価が１０．７％上昇した。チリのア ントファガスタ ANTO.L とスイスのグレンコア GLEN.L も３．７％と２．５％の連れ高と なった。

＜欧州株式市場＞　下落して取引を終えた。１月の米雇用統計の発表を受けて、米国 の再利上げに関する見通しに不透明感が出た。 鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル ISPA.AS は５．５％安。鉄鋼や鉱業部門が 弱含む中、債務削減のために株主割当増資で３０億ドルの資金を調達するとの発表が売り 材料となった。イタリアの防衛・航空複合企業フィンメカニカ SIFI.MI は５．９％下落 した。鉄道信号システム事業アンサルドＳＴＳの日立製作所 6501.T への売却額が適正に 決まったかどうか、ミラノの検察当局が調査に入るとしたことが嫌気された。