10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり12銘柄、値下がり210銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅続落。
9日の米国市場ではNYダウが一時150ドル近く下げる場面も見られたが、引けにかけて下げ幅を縮め12ドル安で取引を終えた。
こうした流れに加え、日経平均は前日に900円超下落した反動もあり、本日は42円高からスタートした。
ただ、メガバンク株や通信株を中心に売りが広がり、日経平均はマイナスに転じると節目の16000円を割り込んだ。
後場には一時15429.99円(同655.45円安)まで下落する場面があったが、売りが一巡すると引けにかけて下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比372.05円安の15713.39円となった。
東証1部の売買高は38億4903万株、売買代金は3兆5368億円だった。
業種別では、前日同様に全33業種がマイナスとなり、銀行業、その他金融業、電気・ガス業が下落率上位だった。
一方、精密機械は比較的小幅な下げにとどまった。
値下がり寄与トップはKDDI (T:9433)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で日経平均を約56円押し下げた。
KDDIは前日に第3四半期決算を発表しているが、NTTドコモ (T:9437)などとの比較で収益モメンタムが鈍化しているとの見方から売り優勢となった。
ソフトバンクGなどその他通信大手も下げが目立った。
日経平均構成銘柄の下落率トップは、通期業績予想を下方修正した太平洋セメ (T:5233)で18.0%安だった。
一方、値上がり寄与トップはファナック (T:6954)となった。
発行済株式総数(自己株式除く)の1.02%に当たる200万株を上限に自己株式の取得を実施すると発表している。
目先の需給下支えにつながるとの期待から2.1%高と反発した。
日経平均構成銘柄の上昇率トップはSUMCO (T:3436)で5.0%高、同2位は資生堂 (T:4911)で3.5%高だった。
SUMCOは前日に通期決算を発表しているが、一部で業績は底堅い印象との評価も見られた。
*15:00現在 日経平均株価 15713.39(-372.05) 値上がり銘柄数 12(寄与度+28.77) 値下がり銘柄数 210(寄与度-400.82) 変わらず銘柄数 3 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:6954) ファナック 16185 335 +13.14 (T:6971) 京セラ 4526 94 +7.37 (T:6367) ダイキン 7344 90 +3.53 (T:4911) 資生堂 2206.5 74 +2.90 (T:7735) SCREEN 819 13 +0.51 (T:6366) 千代建 773 12 +0.47 (T:3402) 東レ 944.6 10 +0.39 (T:3436) SUMCO 671 32 +0.13 (T:4689) ヤフー 440 8 +0.13 (T:5707) 東邦鉛 243 2 +0.08 (T:6473) ジェイテクト 1496 2 +0.08 (T:4043) トクヤマ 137 1 +0.04 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9433) KDDI 2921.5 -153.5 -36.13 (T:9984) ソフトバンクG 4603 -167 -19.65 (T:9983) ファーストリテ 32520 -350 -13.73 (T:2502) アサヒ 3334 -291 -11.42 (T:9735) セコム 7758 -289 -11.34 (T:4502) 武田 5341 -255 -10.00 (T:4503) アステラス薬 1578.5 -48 -9.41 (T:4507) 塩野義 4598 -225 -8.83 (T:4452) 花王 5701 -190 -7.45 (T:8035) 東エレク 6263 -175 -6.86 (T:1925) 大和ハウス 2970 -165 -6.47 (T:3382) 7&I-HD 4785 -164 -6.43 (T:2914) JT 4380 -160 -6.28 (T:4704) トレンド 4285 -155 -6.08 (T:9613) NTTデータ 5680 -150 -5.88 (T:7751) キヤノン 3117 -94 -5.53 (T:4324) 電通 5470 -140 -5.49 (T:4901) 富士フイルム 4175 -133 -5.22 (T:4519) 中外薬 3295 -130 -5.10 (T:4523) エーザイ 7384 -128 -5.02