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【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.4

発行済 2024-09-27 17:04
更新済 2024-09-27 17:15
© Reuters.
*17:04JST 【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.4 【アイキューブドシステムズ (TYO:4495)】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.3の続き

■質疑応答
▲フィスコ 高井
ありがとうございました。
それでは、アイキューブドシステムズ様についてご説明をいただいたところで、続いては、はっしゃんさんに、理論株価チャートに基づいてアイキューブドシステムズさまに対する気になる質問を行っていただきたいと思います。
それでは、はっしゃんさん、お願いいたします。


■はっしゃん
それではまず、私の方の質問に入る前に、今回使用する理論株価に関して、どういったものかを事前に説明させていただいて、その後アイキューブドシステムズ様の理論株価を見ながら質問させていただきたいと思います。



最初に、このはっしゃん式理論株価チャートに関して簡単にご紹介します。
これは決算書を見える化した企業価値の目安となる指標で、過去5年分20ファイル分の決算書XBRLから算出しています。
この意図としては、初心者でも専門的な金融知識なしで使える指標になります。
具体的には、PERとかPBRとかROEといったこういう金融指標、投資家にとっては当たり前のものなんですが、学校で習わないので、勉強した人以外分からないという非常に大きな問題点がございます。



そこを解決するために作ったのが、この理論株価です。
これを使うと、過去5年分の推移を理論株価として表示できるため、決算や業績がどのように推移しているかとか、あるいは株価と理論株価を比べて割安だったりとか、上昇余地があるということを判断したり、あるいは、過去から現在までの延長線上に未来を見ることで、その分析をしたりすることができるようになっています。



使い方としてはものすごくシンプルでして、四半期単位で業績推移を見ることができるので、単純に成長株や優良企業さまは右肩上がりになります。
一方で、成長倒れや不振企業の場合は右肩下がりになります。
投資の目安としては、株価と理論株価の関係で、あまりにも株価が高すぎるとバブルの懸念がありますし、あまりにも安すぎるとリスクがあると判断できるため、可能であれば、これが連動している、要は理論株価と株価が連動して再現性の高いようなのが好ましいという形になっています。



そして、いろんな色の線がありますが、一番下の緑色の線が資産価値になります。
真ん中の方にあるオレンジ色の線、これが会社予想から計算した理論株価になります。
上の水色の線は超割高ラインとなりまして、これは売りの目安となる線。
その他に赤の線もあるんですが、こちらはオレンジ色に対する赤は、オレンジ色は会社予想から計算した理論株価に対して、赤の方は決算の実績から計算した方の理論株価になるため、例えば業績が好調だった場合は赤の方が上に行ったりするため、こういった形で上方修正や下方修正の目安になります。
そしてピンクのライン、こちらも下の方にあることが多いですが、これは配当利回り4%相当を表す株価になっています。
ここまで落ちたら配当利回り4%なので、配当投資家にとっても非常に魅力的になる目安といったところがこのラインになっているという、そんな感じになっています。



以上が理論株価の使い方になりますが、それでは早速、アイキューブドシステムズ様の理論株価が、表示されているようなものになります。
パッと見て、私の方からこの状況に関して、最近、私が投資していた上で感じることを僭越ながら申し上げさせていただきます。



まず、アイキューブドシステム様は、2020年に上場され、そのときの最初の株価が9,490円とかなり高い株価の位置にあったと思います。
2020年はコロナの年で、コロナで日本中の経済が麻痺して、とにかく外にも出られない、外食もできない、仕事にも行けない、あるいは本当に怖くて家から出られないという1年2年だったかと思います。
その中でアイキューブドシステム様は、モバイル端末の管理をしており、あの頃はテレワークとかDXとかっていう企業がめちゃくちゃ株価が上がっていた時期になります。
そのコロナの真っ最中、ちょうどいい最高のタイミングでそのモバイル端末管理をする会社が上場したということで、私は申し訳ないですが、多少はバブルみたいな感じで非常に高い評価を受けていたときの株価かなと正直思っています。



そして、株価はその後、残念ながらそのバブルが終わって落ちていくことになり、現在に至るんですが、一方で、このオレンジ色のラインが会社予想の業績。
そして赤のラインの方が実績による理論株価の業績です。
これで見ますと業績の方は、上場してから、良くなったり悪くなったりしながら概ね横ばいで推移していて、直近の決算では、先ほどあったように今期の業績が比較的強気見通しで理論株価も少し上がっていますので、高い評価から落ちてきたんですが、業績は底堅くて、ここから成長に向けて企業価値をまさに上げていこうかなという位置になっているように思います。
私のこのあたりの評価につきまして、まずは率直なご感想と、ややこういうところはこう思っているとか、そういうご意見がありましたら頂戴したいと思います。


■アイキューブドシステムズ 佐々木
株価については、高いとか低いっていうのは、なかなかお話ししにくいというのはあるんですが、ただ一つだけ今言えるのは、IR活動において投資家の皆さんに、われわれの魅力というのをまだまだ伝えきれていないのが、この結果に繋がっているかなと反省していまして。
今後も力を入れていかないといけないと常々考えて行動しているような状況です。


■はっしゃん
ありがとうございます。
では続いて、配当政策の方ですが、先ほど最後に、配当の方も計画・配当性向を伺いましたが、この理論株価のラインではピンクのラインとなっています。
こちらでは、2021年から配当拠出を開始して、少しずつ増配をしている推移が配当利回り4%の株価に反映してきていると分かります。



その中で最近、株価暴落、歴史的に見ても本当にブラックマンデーに匹敵するような暴落がありまして。
この理論株価チャートの中でも、御社の株価が1,035円まで一時的に落ちた後、また戻しています。
その落ちたところは、結構配当利回り的にも3%ぐらいと非常にお買い得な水準まで落ちてきている感じですが、まだまだ相場は不安定だと思うんですが、このような株価暴落に対して御社はどう思うかというのと、配当拠出が投資家の下支えになっているところもあるかと思うんですけれども、こういう暴落とか配当政策に関して、改めてお聞かせいただければと思います。


■アイキューブドシステムズ 佐々木
一時的な暴落等の中、配当について注目いただけているということで、我々も最大限配当についてしっかりやってきた結果、見ていただけるようなところになったかなと思っています。



ただ、決して無理をして配当をやっているということではありません。
我々としてはしっかり事業運営をしながら、無理のない配当をきちんと株主の皆さんにしっかり還元していくことをこれからも進めていきたいと考えており、それがこのような株価の暴落等で注目いただけるようなタイミングにつながっていくかなと思います。
今後もそれを忘れずにしっかり進めていければなと考えています。


■はっしゃん
ありがとうございます。
引き続き質問を続けますが、私はこの理論株価というのを用いて、投資のタイミング、そして、どういう会社に投資すべきかというのをいろいろ著書とか、その他SNS等で言わせていただいているんですが、その1つが投資ですので、買いの時期と売りの時期というのは、どうしてもあります。



買いの時期というのは、本来の企業価値に比べて株価が低く評価されている時期が買いの時期だと考えています。
このあたりは近年で見ますと円安が非常に進んだので、円安メリットがある企業とか、そういった銘柄がどちらかというと多く買われていて、私自身もITエンジニアなので、IT業界には詳しいんですが、特に国内中心のIT企業とかは、本来の実力、理論株価がその目安ですけれども、それよりも大幅に低い評価に甘んじていたように思います。



その中で御社は、ここ2年ぐらい理論株価を下回っている状況で、まさしくこれから右肩上がりになるんであれば、非常に割安で、かつ今後の成長も期待できるお得な状況にあると思うんですけれども。
まずは割安であるということは買いゾーンであるということ、そして、これから右肩上がりにあるとすれば、ここからどんどん理論株価が成長していくことで株価の値上がりも期待でき、配当も増えることが期待できることになるので非常に魅力を感じていますが、投資家としては単純に魅力を感じているという点について、何かご感想がありましたらお願いします。


■アイキューブドシステムズ 佐々木
皆様方の期待を非常に日々感じていますので、そういった意味では、我々としましても皆さんの期待に応えるようにこの中長期の目標を達成するように、しっかり進めていきたいと考えているところです。
ぜひご期待も応援もいただければなと考えております。


【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.5に続く

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